縄田カノン
岡崎夢鹿
TV『深夜食堂』シリーズを手がけた荒井美早によるオリジナル脚本を、父・荒井晴彦企画のもと映画化。不特定多数の男性と行きずりの行為を繰り返す夢鹿と、ある出来事がきっかけで潔癖症となった十百子が互いを求めながら傷つけ合う姿を繊細なタッチで映し出す。夢鹿役の縄田かのん、十百子役の中神円は本作が映画初主演。ほか出演は「栞」の三浦貴大、「兄友」の藤原隆介、「人魚の眠る家」の利重剛、「名前のない女たち うそつき女」のクノ真季子、「万引き家族」の柄本明。撮影を「スティルライフオブメモリーズ」の石井勲が担当。「空の瞳とカタツムリ」というタイトルは、故・相米慎二監督の遺作「風花」のタイトル変更案として最終候補まで残ったもので、相米監督の弟子筋である「なにもこわいことはない」の斎藤久志が監督を務める。第19回東京フィルメックス特別招待作品。
祖母の遺した古いアトリエでコラージュ作品を作り続ける岡崎夢鹿(縄田かのん)は、自身が抱え続ける虚無感を埋めるため、男とならだれとでも一夜を共にするが、一度寝た男とは二度と寝ない。一方、夢鹿の美大時代からの友人・高野十百子(中神円)は、高校生の時に経験したある出来事がきっかけで極度の潔癖症となり、性を拒絶し、夢鹿にしか触れることができないでいた。そんななか、ふたりの友人である吉田貴也(三浦貴大)は夢鹿への想いを捨てきれないまま、堅実に生きようと努めていた。学生時代はとても仲がよかった3人だが、月日が経つにつれ少しずつバランスが崩れ始める。ある日、十百子はピンク映画館のアルバイトを夢鹿に紹介され、働き始めるが、行動療法のような日々に鬱屈していくだけであった。やがて、その映画館に出入りする青年・大友鏡一(藤原隆介)は、満たされなさを抱える十百子に心惹かれていく……。
監督
脚本
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装
ヘアメイク
照明
録音
音響効果
助監督
制作担当
企画
プロデューサー
整音
タイトル
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