ブヨ・ダブラ
Tau
2018年度アフリカ映画アカデミー賞で作品賞など5部門を受賞した南アフリカ製ウエスタン。暴力的な白人警官が支配する街マルセイユ。そんな街で戦っていたのは5人の少年少女たちだった。20年後、平和が戻った街を跋扈するならず者に、5人が再び立ち向かう。監督は、本作が長編デビューとなるマイケル・マシューズ。特集企画『未体験ゾーンの映画たち2019』にて上映。
アパルトヘイト体制下の南アフリカ、暴力的な白人警官が支配する街マルセイユ。暴力が激しさを増し、住民から希望が失われつつあるなか、街を守るべく戦っていたのは“ファイブ・フィンガーズ”と呼ばれる血気盛んな5人の少年少女たちだった。いつものように白人警官が上納金を取り立てに来たある日、フィンガーズのリーダーであるタウがふたりの警官を射殺してしまい、街を離れていった……。それから20年。白人たちの支配から解かれ、自由の街として生まれ変わったマルセイユ。だが、その裏では、警察部隊を名乗る極悪非道な悪党が街を支配していた。やがて、街に血が流れ始め、タウ(ブヨ・ダブラ)が戻ってくる。果たして彼は散り散りとなった残りのフィンガーズのメンバーと共に、街に真の平和をもたらすことはできるのか……。