東京藝術大学大学院映像研究科佐藤雅彦研究室から生まれた映画制作プロジェクト“c-project”の1本で、カンヌ国際映画祭短編コンペティション部門に出品された。実の父を知らずに育った息子と、その父に会うかどうかを選ぶ旅に誘った母の物語。出演は「日日是好日」の黒木華、「海よりもまだ深く」の吉沢太陽、「夜明け」の柳楽優弥。佐藤雅彦、川村元気、関友太郎、豊田真之、平瀬謙太朗の5人が共同で監督・脚本を担当している。
ストーリー
実の父を知らずに育った息子と、その父に会うかどうかを選ばせようと旅に誘った母。その道中、さながら人生のように、2人の前には些細なものから重要なものまで、様々な選択肢が現れる。しかし、劇中で提示されるのは選択肢だけであり、決して親子が選んだ結果は示さない。どちらを選択したとも解釈し得る表現で、物語は先へ先へと進み、常に選択の数だけ“可能性”を抱えたまま進行していく。そんな従来にはない物語構造によって、選択を経て新しい段階に入る親子関係を描き出す。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2018年
- 製作国
- 日本
- 初公開日
- 2019年4月6日
- 上映時間
- 14分
[c]キネマ旬報社