ハリー・ケイリー
Dick_Rainboldt
東と西とは愛の問題に於いては常に一致することはできぬ--と言う問題を取り扱っている。ヴァル・ポール氏の監督したハリー・ケイリー氏主演劇で、相手は「男と成りて」同様ミニョンヌ嬢である。
西部の鉱山町へ職を求めに来たディック・レインボルトはストライキの発頭人にする目的で雇われた。そして彼が救った娘ケーティーは彼が罷業者の先頭に立つのを見て失望する。鉱山の所有者アームストロングは心の広い男ではあったが、スペンサー及びメンデンホールの両人に計られて鉱夫等の要求を拒絶したのであった。アームストロングの息子ビリーは東部から訪ねて来たジュディスを恋していた。1日ディックはジュディスが道に迷ったりを助けたのが縁で彼女はこの粗野な西部の男に恋したのであるが、それは深い根底のある恋でなかった。ディックはスペンサーの悪計の裏を掻き、持ち主のアームストロングに彼らの悪事を示し、鉱夫等に正当な利益を与えさせ、自らは報酬として支配人の位置と、ケーティーの愛とを得た。
Dick_Rainboldt
Connors
Spemcer
Herman_Mendenhall
Judith_Elliott
Katie_Wigfall
Billy_Armstrong
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