脳性マヒで寝たきり生活を強いられながらも介助者たちの力を借りて生きる遠藤滋を追ったドキュメンタリー「えんとこ」の続編。あれから20年。彼の障がいは進行し、話すことも食べることも困難になったが、短歌によって心の叫びを言葉に託す日々を送っていた。遠藤滋とは学生時代の友人である伊勢真一が、前作に続き監督を務める。
ストーリー
ベッドの上で寝たきりの暮らしになって35年になる遠藤滋は、1947年、仮死状態で生まれ甦り、1歳で脳性マヒと診断される。障がいがありながら大学を卒業、重度障がい者として東京都で初めて教員に採用され、母校の光明養護学校で国語教師となるが、障がいが進行し教壇に立つことができなくなり、寝たきりの介護生活が始まる。自ら“えんとこ”を組織し、介助者たちの力を借りながら自立生活を続けている。東京・世田谷のアパートの一室“えんとこ”のベッドの上から、社会や自分自身を凝視するその眼差しで50代後半から短歌を詠むようになり、心の叫びを言葉に託す日々を送っている……。
スタッフ
監督、演出
伊勢真一
短歌朗読
友部正人
撮影
石倉隆二
撮影
宮田八郎
撮影
安井洋一郎
演奏
谷ぐち順
演奏
菅原雄大
音楽
藤原亮
編集
尾尻弘一
録音
永峯康弘
録音
井上久美子
音響構成
米山靖
宣伝デザイン
森岡寛貴
宣伝デザイン
遠藤郁美
テーマ曲
横内丙午
構成協力
伊勢朋矢
協力
矢吹寿秀
協力
福島広明
協力
大津留直
上映デスク
鷲見真弓
上映デスク