バーバラ・レニー
Petra
カタルーニャの乾いた大地で繰り広げられる、人間の闇をえぐるサスペンス。作品制作のため、著名な彫刻家ジャウメの邸宅を訪れた画家ペトラ。だが彼女の真の目的はジャウメが自分の父かどうかを確かめることだった。そんな中、一家の家政婦が謎の自殺を遂げる。出演は「マジカル・ガール」のバルバラ・レニー、「愛を綴る女」のアレックス・ブレンデミュール、77歳にして本作で演技デビューを果たしたジョアン・ボテイ、「私が、生きる肌」のマリサ・パレデス。撮影監督は「幸福なラザロ」のエレーヌ・ルヴァール。監督・脚本は『ソリチュード:孤独のかけら』のハイメ・ロサレス。
スペイン・カタルーニャ州ジローナ。著名な彫刻家ジャウメ(ジョアン・ボテイ)の邸宅に、画家のペトラ(バルバラ・レニー)がやってくる。「アトリエでジャウメと作品制作をする」とジャウメの妻・マリサ(マリサ・パレデス)に挨拶するペトラだったが、彼女の本当の目的はジャウメが自分の実の父親かどうかを確かめることであった。創作活動のかたわら、マリサをはじめ、ジャウメの息子で写真家のルカス(アレックス・ブレンデミュール)やジャウメ一家の家政婦テレサとその家族など、ペトラはジャウメの周囲の人々と親交を深めていく。だが、実はジャウメが権力を振りかざす冷酷な人物であることが次第に浮き彫りになってくる。そんなある日、テレサが謎の自殺。皆が悲しみに暮れるなか、テレサの死に関係する父の非道な秘密を知ってしまったルカスは家族のもとを去り、やがてペトラはジャウメ一家の悲劇の連鎖に巻き込まれていく……。
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