催眠術を使った犯罪を題材にした森鴎外の短編小説が、原案の官能作品。
ストーリー
大学で教鞭をとる大川の妻・由利子は、母の付き添いで度々治療院を訪れていた。医師の磯貝は夫の大学の後輩で、夫も「優秀な男だ」と太鼓判を押している。しかし、診療所を訪れるたび由利子は昼間からぼんやりすることが増え、やがて淫靡な夢にうなされるようになる。奇妙なほどに鮮明な夢の中で由利子は磯貝医師に凌辱されていた。「夫を愛しているのになぜあのような夢を見るのか?」由利子はやがて言いしれぬ不安と背徳感に苛まれていく。一方その頃夫は、磯貝医師の良くない噂を耳にする。彼は「心理学や魔睡(催眠術)を魔術のように利用し人を惑わす」という。果たして、人間を意のままに操ることなど本当にできるのか?由利子の見る淫夢は妄想か?現実か?
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作品データ
- 映倫区分
- R15+
- 製作年
- 2019年
- 製作国
- 日本
- 配給
- アイモーション
- 初公開日
- 2019年5月17日
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