石川由依
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
“自動手記人形”と呼ばれる代筆屋の少女が主人公のファンタジー。暁佳奈のライトノベルを原作に、「けいおん」シリーズや『聲の形』、『リズと青い鳥』を手掛けた京都アニメーションが制作。TVシリーズで監督・石原太一と共に作品づくりの根幹に関わった藤田春香が監督を務める。声の出演は「進撃の巨人」の石川由依など。
※結末の記載を含むものもあります。
戦争終結後、大切な人が最後に放った言葉「愛してる」の意味を知るため、自動手記人形として働き始めた元兵士のヴァイオレット・エヴァーガーデン。ある日、一通の手紙を見つけた彼女は、良家の子供のみが入学を許される女学校へと赴く。自身の将来を悲観している少女イザベラ・ヨークと出会い、ヴァイオレットはイザベラの教育係を務めることになる。
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
イザベラ・ヨーク
テイラー・バートレット
クラウディア・ホッジンズ
ベネディクト・ブルー
カトレア・ボードレール
エリカ・ブラウン
アイリス・カナリー
監督
原作
監修
脚本、世界観設定
脚本
シリーズ構成
キャラクター・デザイン、作画監督
美術監督
3D美術
色彩設計
小物設定
撮影監督
3D監督
音響監督
音楽
主題歌
[c]暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会 [c]キネマ旬報社
小説未読・アニメシリーズ未視聴で、公式ページに掲載されている簡単な設定だけ頭に入れて観ましたが、十分楽しめました。
登場人物の誰もが思いやりを持っていて、困難はあっても誰かが酷く傷つけられたり虐げられたりするような場面もなく、本当に優しいお話です。
特に終盤は良かった良かったという思いが心の底から湧いてきて、登場人物みんなが愛おしく感じられ、ついポロポロ泣いてしまいました。
映像美も期待どおりで、人の表情・仕草も景色も繊細で美しく、また、楽曲も素晴らしかったです。
次の劇場版も、延期ではあるものの公開自体は予定されているようなので、公開されたら今度はアニメシリーズを予習してから観に行きたいです。
先の不幸な事件で犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに、京アニにはこれからも素敵な作品を作り続けて欲しいと願っています。
可愛い作品でした。
百合っぽさなど、若干あざとさも鼻につく部分もあるけれども、生き別れた家族って類のネタに対して、涙腺が弱くなっているのを自覚。
ただ一つ悩ましかったのは、義手の精度が、他の文明進化度合いと違ってアンバランスなのが気になって気になって、物語に没入できない我が身でございました。