エドワード・G・ロビンソン
Johu_Allen
「夜の大統領」「天晴れヴォング」のドワード・ロビンソンが主演する映画。レスター・エリオットの原作から「狂へる天才」「民衆の敵」のハーヴェイ・シュウが脚色し、「選手の後に娘あり」「都会の世紀末」のマーヴィン・ルロイが監督し、「支配する声」「選手の後に娘あり」のソル・ポリートが撮影した。助演者は「春ひらく(1931)」のヴィヴィエン・オスボーン、「キック・イン」のキャロル・ナイシュ、ガイ・キッピー、プレストン・フォスター、エイドリアン・ドレ、ウォルター・ウォーカー等である。
電気椅子で死刑を執行する場合、生命の絶たれるマデニ二秒間かかるのを常とする。この二秒間の間に死者の一生涯の事件が全部脳裏に蠢くと言われている。ジョン・アレンという建築工が死刑にされた時の二秒間に現れた事件がこの映画の内容なのだ。--ジョン・アレンは真面目な建築工でなんとなく学問居憧れを持ってたりしている男だった。友達のパッドと一つの部屋に暮らしていたがフトしたことからダンサーと知り合いになり酒に酔った挙句、気のつかない間に結婚式を挙げられてしまった。バッドは新妻シャーレーの品行をジョンに語り忠告するが彼は一度結婚した以上愛し続けるといってきかない。二人は争論するうちバッドは高所から墜落して即死する。ジョンは神経衰弱になって働けなくなる。その間シャーレーは元のダンス場で稼ぐがこれは表面で、踊り場の主人トニーとよからぬことをしているのである。ジョンはこれを知っていたがシャーレーの得て来たトニーの金で暮らしている以上何と言うことも出来ない。しかし心のなかは煮えくり返るようだった。そこへ幸か不幸か競馬の賭が当たってまとまった金が入って来るのでジョンは早速それを持ってトニーのところへゆき彼がシャーレーに興へた金を全部かえした。金銭上の清算をつけた彼は更にシャーレーを面前に引き据えてその不貞を詰り、遂にこれを殺してしまう。そして彼は自首して出た。計画的な犯罪なので死刑が正当であったが、裁判長は彼の精神状態を疑ってみる。しかしジョンは自分の精神に異状がないことを力説し、弁護人を斥け、また自分がシャーレーを殺したことを善事でるといって主張するのであった。ジョン・アレンが電気椅子につくまでにはこうした事情が横たわっているのだった。
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Bud
Shirley
Tony
Bookie
Annie
Judge
Doctor
Warden
A_College_Boy
Justice_of_Peace
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