『イパネマの娘』など数々の名曲を手がけボサノヴァの神と称されるブラジルの伝説的ミュージシャン、ジョアン・ジルベルトの行方を追った音楽ドキュメンタリー。10年以上公の場に姿を見せないジョアンを追い、彼ゆかりの人々や土地を訪ね、ブラジル中を巡る。ジョアンの元妻である歌手のミウシャや、マルコス・ヴァーリ、ジョアン・ドナートなどブラジルを代表するミュージシャンが多数出演、ジョアン・ジルベルトの魅力を語るインタビューが収録されている。
ストーリー
『イパネマの娘』『想いあふれて』などボサノヴァファンならずとも耳にしたことのある数々の名曲を手がけ、類稀なるギター演奏と甘美な歌声によって世界中にその名を知らしめたジョアン・ジルベルト。ボサノヴァの神と称される伝説的ミュージシャンの彼は、2008年8月26日にリオ・デ・ジャネイロで開催されたボサノヴァ誕生50周年記念コンサートへの出演を最後に公の場に姿を現すことがなくなった。ブラジル音楽を敬愛するフランス人監督ジョルジュ・ガショは、ジョアン・ジルベルトに会うためにリオ・デ・ジャネイロに出向き懸命に追跡した顛末を著した『オバララ ジョアン・ジルベルトを探して』の出版1週間前にジョアンに会えないまま自ら命を断ったというドイツ人ジャーナリスト、マーク・フィッシャーの旅に強く共鳴。マークの夢を実現すべく、ジョアンゆかりの人々や土地を訪ね、ブラジル中を巡る。
スタッフ
監督、脚本、製作
ジョルジュ・ガショ
脚本
パオロ・ポローニ
原作
マーク・フィッシャー
製作
ピエール=オリビエ・バルデ
製作
アンドレアス・アツワンガー
製作
クリストフ・メナルディ
製作
トーベン・ストラック
撮影
ステファン・カシー
音楽
ジョアン・ドナート
編集
ジュリー・ペラット
字幕
大西公子
字幕監修