ベティ・デイヴィス
Kate_Bosworth
「旧友」「愛の勝利(1939)」のベティ・デイヴィスが自主作品を製作するために設立したBD株式会社の1947年作品。カレル・J・ベネスの小説をマーガレット・ブウェル・ウイルダーが改作し、「ミルドレッド・ビアーズ」のカサリン・ターニーが脚色、「まごころ」のカーティス・バーンハートが監督し、「小麦は緑」「情熱の航路」のソルポリトが撮影したもので、デーヴィスが善悪2役を演じ、最近りた・ヘイウォースの「カルメンの恋」のホゼを演じたグレン・フォード「ハリウッド玉手箱」のデーン・クラーク「荒野の決闘」のウォルター・ブレナン「五番街の出来事」のチャールズ・ラグルズ「シエラ・マドレの宝」のブルース・ベネット「ホノルル航路」のエスター・デール等が助演する。
アマチュア画家のケイト・ボスワースは、ケイブ・ゴッドの沖の小島に住む従兄フレディーを訪ねた時、渡し船に乗り遅れて燈台検査員ビル・エマースンの船に乗せてもらった。ビルに心ひかれたケイトは燈台守フオルガーに肖像画を描かせてもらう。ビルも好意を寄せ翌日中飯を共にする約束をする。従兄の家に帰ると双生児姉妹のパットが来ていたのに驚かされる。翌日偶然ビルと波止場で先に会ったのはパットで、彼がケイトと間違えると、それを知りつつパットは中食を共にし酒を飲んだ。ケイトは少し遅れて行ってビルに会えず失望して帰るとパットがビルを抱きしめていた。ビルは姉妹をダンスに招いたが、男と遊びなれているパットはビルを独占し、ケイトは落胆して立ち去ってしまう。そうして遂にパットはビルと結婚し、ケイトは絵筆に専心する。ケイトが初めて個展を開いた時、天才的な画家カーノックに会った。ケイトは彼にアトリエを貸してやったが、彼を愛する気にはなれなかった。パットとビルの夫婦仲が面白くないことを知ったケイトは、いやなものから遠ざかりたくなりフレディーの島の家を訪れる。驚いたことにはパットが1人で来ている。パットはビルを南米チリへ1人で行かせたのである。敢入が多いという理由で、気の進まぬビルを追いやるようにして翌日姉妹がヨットを出すと、突然の嵐が起こってパットはでき死してしまった。危ないところを助けられたケイトは、パットの結婚指輪をはめていたためパットと間違えられる。気が転倒していたのと色々な突発時のために、ケイトは間違われたままにしておいた。ビルがチリから帰ると、離婚する予定となっていたので、パットになっているケイトは離婚しまいとまじめに努めた。然し離婚理由が第3の男がある故と知った彼女は恥じて、1人フレディーを訪ねる。後を追って来たビルは、彼女がケイトであることは知っていたし、彼が始めから愛しているのはケイトだというのだった。
Kate_Bosworth
Bill_Emerson
Karnok
Eben_Folger
Freddie_Linley
Jack_Talbot
Deidrc
Mrs._Johnson
Martha
Lucy
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