カイス・ナシェフ
サラーム
イスラエルとパレスチナの問題をテーマに、民族間の板挟みになる男の騒動を映し出すコメディ。人気ドラマの言語指導を担当するパレスチナ人サラームは撮影所に通うため、毎日検問所を通っていたが、ある日、検問所のイスラエル軍司令官アッシに呼び止められる。出演は「パラダイス・ナウ」のカイス・ナシェフ、「灼熱の魂」のルブナ・アザバル、テレビを中心に活躍するヤニブ・ビトン。監督は、「歌声にのった少年」の脚本を手がけたサメフ・ゾアビ。第31回(2018年)東京国際映画祭コンペティション部門出品作。
エルサレムに暮らすパレスチナ人青年サラーム(カイス・ナシェフ)は、1967年の第3次中東戦争前夜を舞台にした人気ドラマ『テルアビブ・オン・ファイア』の制作現場で、言語指導を担当している。しかし、撮影所に通うためには、毎日面倒な検問所を通らなくてはならなかった。そんなある日、サラームは検問所のイスラエル軍司令官アッシ(ヤニブ・ビトン)に呼び止められ、咄嗟に自分はドラマの脚本家だと嘘をついてしまう。アッシはドラマの熱烈なファンである妻に自慢するため、毎日サラームを呼び止め、強引に脚本のアイデアを出し始める。困惑するサラームだったが、アッシのアイデアが採用されたことで、サラームは脚本家へと出世することに。ところがドラマが終盤に近付くにつれ、結末の脚本をめぐり、アッシと制作陣の間で板挟みになったサラームは窮地に立たされる……。
監督、脚本
脚本
製作
製作
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
衣装
字幕
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