アルバ・アウグスト
Astrid
『長くつ下のピッピ』などスウェーデンを代表する児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの若き日々を取り上げた伝記ドラマ。奔放なアストリッドは保守的な田舎のしきたりなどに息苦しさを覚えるように。やがて地方新聞社で働き始め、才能を開花させる。監督は、長編デビュー作「EN SOAP」(原題)で第56回ベルリン国際映画祭審査員グランプリ・銀熊賞に輝いたペアニレ・フィシャー・クリステンセン。「ペレ」「愛の風景」のビレ・アウグスト監督の娘でNetflixドラマ『ザ・レイン』などに出演するアルバ・アウグストが、アストリッドを演じる。
スウェーデン南部スモーランド地方にある教会の土地で農業を営む信仰に厚い家庭に生まれ、自然の中で兄弟姉妹と共に伸び伸びと育ったアストリッド(アルバ・アウグスト)。やがて思春期を迎え、率直で自由奔放なアストリッドはより広い世界や社会へ目が向きはじめ、教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の扱いの違いに息苦しさを覚えていった。文才を見込まれ地方新聞社で働くようになった彼女は才能を開花させはじめるが、その矢先に予期せぬ方向に人生が進んでいく。
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