エフゲニー・ニキティン
オランダ人
NYメトロポリタン歌劇場でのオペラ公演を劇場上映。神を呪った罰で、幽霊船で海を彷徨うオランダ人。その呪いは、永遠の愛を誓う女性に出会うことで解かれるという。一方、家の壁にかかったオランダ人の肖像画に惹かれたゼンタは、彼を救うのは自分だと直感する。出演は、ワーグナー歌いとして世界で注目を浴びるバスバリトン、エフゲニー・ニキティン、今回がMETデビューとなるソプラノのアニヤ・カンペ、日本人で初めてライブビューイングに登場する藤村実穂子。指揮は、METで《青ひげ公の城》《イオランタ》などを手がけたワレリー・ゲルギエフ。演出を「シルク」「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」のフランソワ・ジラールが担当する。2020年3月14日の公演。
18世紀頃のノルウェー。嵐の日、幽霊船が入港。船長のオランダ人(エフゲニー・ニキティン)は、神を呪った罪で永遠に海上をさまよい、7年に一度しか上陸を許されないと嘆く。その呪いを解くには、彼に永遠の貞節を誓う女性に巡り合わなければならなかった。そんななか、嵐が収まるのを待ち、投錨していた船長ダーラント(フランツ・ヨーゼフ=ゼーリヒ)は、オランダ人から財宝を渡され、娘ゼンタ(アニヤ・カンペ)と引き会わすことを約束してしまう。一方、ダーラント家の館では、ゼンタが壁にかかった『オランダ人』の肖像画を見つめ、彼を救うのは自分だと直感する。やがて、ダーラントがオランダ人を連れて、ゼンタの前に現れる。運命を感じ、見つめ合うゼンタとオランダ人。だがゼンタの婚約者を自認する漁師エリック(セルゲイ・スコロホドフ)は、彼女の心変わりをなじるのだった……。
オランダ人
ゼンタ
マリー
ダーラント
エリック
船の舵手
Holländer
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