ギグ・ヤング
Johnny_Kelly
「湖中の女」のスティーヴ・フィッシャーの書き下ろしシナリオにより、「闘う雷鳥師団」のジョン・H・オーアが製作監督に当った1953年作犯罪活劇。「マクベス(1948)」のジョン・ラッセルが撮影に当り、音楽は「闘う雷鳥師団」のR・デイル・バッツの担当。出演者は「勇者のみ」のギグ・ヤング、「恐怖の一夜(1950)」のマラ・パワーズ、「テキサスから来た男」のウィリアム・タルマン、「地獄の銃火」のマリー・ウィンザー、ポーラ・レイモンド、「素晴らしき哉、人生!」のエドワード・アーノルドなど。
シカゴに住む若い巡査ジョニー(ギグ・ヤング)は妻キャシー(ポーラ・レイモンド)と平穏な結婚生活を送っていたが、彼の父が長年勤続している成績優秀な巡査部長であることや、彼の義母が彼に辛くあたるのに厭気がさし、巡査をやめてバーの踊子サリー(マラ・パワーズ)と駆け落ちしようとした。いよいよ町を離れるという夜、ジョニーは弁護士ペンロッド・ビデルに会い、無頼漢ヘイス・スチュアートをインディアナに連れて行くことを条件に5千ドルをうけとる契約をした。昔、悪事をしていたビデルは、当時手下だったスチュアートに対しインディアナ州で殺人容疑の逮捕状が出ているのを利用して悪事の証拠を隠滅しようとしたのだった。しかし、ジョニーはビルに忍込んだスチュアートを捕まえることができず、逆にビデルの計画を知ったスチュアートはビデルの妻リディアと謀ってビデルを恐喝したが拒絶されたので殺してしまった。スチュアートはこの殺人を利用してジョニーににせの犯人を逮捕させようとし、話をつけるためにサリーが働いている酒場へ行った。丁度息子を探して酒場に来ていたジョニーの父ジョンはリディアの告げ口によりスチュアートを捕まえようとして射殺された。スチュアートは更に裏切ったリディアをも殺した。後からかけつけたジョニーは全てを知らされ直ちにスチュアートを追った。シカゴ全警察も活動を起したが、単身スチュアートを追ったジョニーは彼を高架鉄道に追いつめ、大格闘ののち彼を倒した。この事件をきっかけにジョニーは市民のために警官としてつくす決心を固めた。家に帰ると最愛の妻キャシーが彼の帰宅を待っていた。
Johnny_Kelly
Sally_ConnorsAngel Face
Hayes_Stewart
Penrod_Biddel
Joe_Chicago
Lydia_Biddel
Kathy_Kelly
Sgt.John_Kelly Sr.
Gregg_Warren
Stubby
Lt.Parker
監督、製作
脚本
撮影
音楽
美術
編集
録音
録音
[c]キネマ旬報社