田中一平
昭輔
短編「くだらない くだらない この世界。」やWeb CM、MVを手がけてきた高山康平監督による人間ドラマ。同郷の泰子と同棲する漫画家の昭輔は、筆が進まず、酒量が増えてアルコールに依存するように。やがてかつて裏切った佐和子を夢に見るようになり……。オムニバス「21世紀の女の子」内の「out of fashion」やサニーデイ・サービス『桜 super love』のMVなどに出演した田中一平が昭輔を、「台湾奇想曲 ~Taiwan Capriccio~」の向有美が昭輔を支える泰子を、「光と血」の出原美佳が昭輔の昔の恋人・佐和子を演じ、揺れ動く人間模様を織りなしていく。第13回大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門上映作品。
漫画家の昭輔(田中一平)は東京で同郷の女・泰子(向有美)と同棲している。彼女から献身的なサポートを受けているが、一向に筆が進まず、一日3本までと決めていた酒量が増えていき、アルコールに依存し始める。昔同棲していた女・佐和子(出原美佳)を夢に見るようになる昭輔。彼には、佐和子を裏切り泰子と二人で上京してきた過去があった。泰子との関係も立ち行かなくなってきた頃、母が危篤状態であるとの連絡を受け、昭輔は故郷に戻ることになる。
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