リック・スプリングフィールド
James_Roberts
サンフランシスコを舞台にロック・ミュージシャンと児童相談所を主宰する女性との恋を描く。製作はD・コンスタンティン・コンテ。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョー・ゴットフリード。監督は「さよならコロンバス」のラリー・ピアース、トム・ヘドリーとリチャード・ロススタインの原案を基にトム・ヘドリーが脚色。撮影はリチャード・H・クライン、音楽はトム・スコット、編集はボブ・ワイマン、衣裳はロザンナ・ノートンが担当。出演はリック・スプリングフィールド、ジャネット・アイルバー、パティ・ハイセン、アルバート・サルミ、グレゴリー・イッツェンなど。日本版字幕は菊地浩司。テクニカラー、ビスタサイズ。1984年作品。
ロックミュージック界のスーパー・スター、ジェイミー・ロバーツ(リック・スプリングフィールド)の、サンフランシスコのステージは、熱狂的な興奮に包まれていた。彼はいつもファンに包まれ、毎日ぎっしりつまったスケジュールをこなすのが精一杯の生活を送っていた。その日もステージが終わると、チーム・メンバーの女性シンガー、ニッキー(パティ・ハンセン)のいざこざにまきこまれて、宿泊先のホテルに行く途中で事故を起こしてしまった。事故の相手はダイアナ・ローリン(ジャネット・アイルバー)という女性。彼女は児童相談所を経営するキャリア・ウーマンだ。ジェイミーがいつも接している女の子たちとは全然違うムードをもつ彼女に、彼はすぐ惹かれてしまう。事故の弁償のつもりでジェイミーはダイアナに白いボルボを贈ったが、かえって困ると受けとらない。彼女は、スター、ジェイミーのこともこの事故で初めて知ったくらいなのだ。ますますジェイミーは、ダイアナに興味をもち、積極的に彼女にアタックを開始。トニー・ベネットが好きだという彼女のために、オーケストラをひきつれて彼女のアパートの下で演奏したり…。ついに心が通じてベッド・イン。しかし彼女は相変わらず冷静。母親がかけおちしていなくなって以来、港湾労働者である父のジョニー(アルバート・サルミ)と父1人、娘1人の生活をしてきた彼女は今は別々に暮らしながら、ひとりでマイペースの世界を築いていたのだ。ジェイミーに好意を寄せてはいるが、彼の世界とうまくやっていく自信はなかった。そんなある日、父が突然死んでしまった。1人ぼっちになったダイアナはジェイミーの必死の説得にもかかわらず、新しい生活を求めてロンドンに旅立つ決心をする。一方、彼女との生活を諦めてサンフランシスコの舞台に立ったジェイミーは、彼女がロンドンに発つという知らせを聞いて、ステージの途中でそのまま会場をぬけ出し、空港へ急ぐのだった。(ユニヴァーサル映画=CIC配給*1時間51分)
James_Roberts
Diana_Lawson
Nicky_Nides
Johnny_Lawson
Owen
Casserole
The_James_Roberts_Band_Keyboard
The_James_Roberts_Band_Guitar
The_James_Roberts_Band_Drums
The_James_Roberts_Band_Buss
監督
原案、脚色
原案
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
衣装デザイン
字幕
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