古川琴音
アミ
3年間祖父と二人暮らしをした大森歩監督自身の経験を元に、祖父を介護する美大生の心情を繊細に描いたヒューマンドラマ。祖父の家に居候をする美大生アミを本作が映画初主演となる古川琴音、どんどん子供返りするおじいさん役に、舞台を中心に活躍する花王おさむ。「海の映画館-キネマの玉手箱」の加藤才紀子が、アミのアニメオタクの同級生・橋本を演じている。美大の課題制作の行きづまりや認知症が進む祖父に、イライラが募った主人公が思わずとってしまう行動など、他人にはあまり見せたくない感情までが描かれ、リアリティとユーモアも醸し出す。大森監督は本作で文化庁メディア芸術祭2019 新人賞を受賞した。
祖父の家に居候して二人暮らしをしている、美大生のアミ。いつも満州に行ったことを自慢気に話す祖父を、「衛生兵だったんでしょ。私も戦争したよ、受験戦争」と馬鹿にするアミは、翌年に就活を控えている。アニメオタクの同級生・橋本が我が道を行く一方、アミは、自分の描きたいものを描くのではない“広告”の課題に苦戦し、自信を喪失していく。同時に家では、どんどんボケていく祖父にイライラが募り、アミはとうとうキレてしまうが、ある日、初めて聞く祖父の話に気持ちが動く。
監督、脚本
撮影
美術
編集
照明
助監督
制作進行
プロデューサー
プロデューサー
アソシエイトプロデューサー
MA
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[c]キネマ旬報社