2003年に実写映画化もされた田辺聖子の代表作を劇場アニメ化。絵と本と想像の中で自分の世界を生きる脚の不自由なジョゼと、自分の夢を追いかける大学生の恒夫が織りなすラブストーリーが展開する。自分の殻に閉じこもっていたジョゼは、恒夫と出会い憧れていた外の世界へ飛びだしていく。『宇宙でいちばんあかるい屋根』の清原果耶がジョゼを、『坂道のアポロン』の中川大志が恒夫の声をそれぞれ担当する。
ストーリー
夢を追いかけながらバイトに明け暮れる大学生の恒夫は、車椅子で危うく坂道を転げ落ちそうになったジョゼを助けたことから、“ジョゼの相手をする”という不思議なバイトを引き受けることに。ひねくれていて口が悪いジョゼは恒夫に辛辣に当たり、恒夫もジョゼに真っすぐぶつかっていくなかで、見え隠れするそれぞれの心の内。しだいにふたりの距離は縮まっていき、ジョゼは夢見ていた外の世界へ恒夫とともに飛びだすことを決める。