監督、照明
「ヤクザと憲法」「人生フルーツ」などの話題作を送り出す東海テレビドキュメンタリー劇場第12弾。かつて、情報や娯楽を提供するメディアとして隆盛を誇ったテレビ。だが、今やテレビを持たない若者も珍しくない。今、テレビの周辺で何が起きているのか? 2018年に東海地方で放送された番組に新規映像を追加し、劇場用に再編集した。監督は「ヤクザと憲法」の圡方宏史。
ストーリー
かつてテレビは街頭で、そしてお茶の間で、ダントツの人気者だった。豊かな広告収入を背景に、情報や娯楽を提供する民間放送は、資本主義社会で最も成功したビジネスモデルの一つだった。しかし、その勢いは今や過去のもの。“テレビは見ない”と公言することがクールだった時代を通り越し、今やテレビを持たない若者も珍しくない。マスメディアの頂点でジャーナリズムの一翼を担ってきたテレビが、“マスゴミ”と揶揄されるようになって久しい。これは市民社会の成熟か、あるいはメディア自身の凋落か。今、テレビで何が起きているのか?「ホームレス理事長」「ヤクザと憲法」のクルーが、自社の報道部にカメラを入れた。テレビの現場は日々何に苦悩し、何を恐れ、どんな決断を迫られているのか。果たして、テレビに存在意義はあるのか……?
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