監督、撮影、編集、企画、構成
ある引越会社に勤務するひとりの社員が個人加盟の労働組合に入り、会社の改善を求めて闘った3年間を記録したドキュメンタリー。理不尽な労働環境に異議を唱えた営業職の30代男性に密着。懲戒解雇に追い込まれながらも、自らの尊厳を保ち闘い続ける日々を追う。ナレーションを「陽光桜 YOKO THE CHERRY BLOSSOM」などの可野浩太郎が担当。監督・構成・企画・撮影・編集は「フツーの仕事がしたい」の土屋トカチ。
ストーリー
とある引越会社に勤務する社員たちは、自分たちの状況を“アリ地獄”と自嘲する。長時間労働を強いられ、事故や破損を起こせば会社への弁済で借金漬けになるからである。ある日、営業職として働く34歳の男性はそんな会社の方針に異議を唱え、一人でも入れる個人加盟の労働組合(ユニオン)に加入する。すると粉塵の舞うシュレッダー係へ配転させられ、給与は半減。さらに懲戒解雇にまで追い込まれてしまう。ユニオンの抗議により解雇は撤回させることができたが、復職先はシュレッダー係のままだった。会社に反省の色は見られず、まともな会社になってほしいと願う男性は闘いを続ける……。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2019年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 映像グループ ローポジション
- 初公開日
- 2020年10月24日
- 上映時間
- 98分
- 製作会社
- (制作:映像グループ ローポジション=白浜台映像事務所)
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c]キネマ旬報社