ロック・ハドソン
George
ノーマン・バラシュとキャロル・ムーアのブロードウェイでヒットした脚本をジュリアス・エプスタインが脚色、「スリルのすべて」のノーマン・ジュイソンが監督したコメディ。撮影はクリフォード・スタイン、音楽はデ・ヴォル、主題歌はハル・デイヴィッド詞、バート・バカラック作曲、ドリス・デイが歌う。製作はハリー・ケラー。出演は「夜を楽しく」のコンビ、ドリス・デイ、ロック・ハドソン、「シャイアン」のクリント・ウォーカー、トニー・ランドール、エドワード・アンドリュースほか。
小さな電子工業会社の社長ジョージ(ロック・ハドソン)は8年間連れ添った妻ジュディ(ドリス・デイ)とサンフランシスコの郊外でなに不足なく暮らしていた。しかしジョージは慢性の憂うつ症でジュディは、毎月医者から届くわけの解らない多額の請求書になやまされていた。ところがある日ジョージは急に心臓が痛いと想像しはじめ、モリシー博士(エドワード・アンドリュース)の診療所へ行った。そしてジョージは、モリシー博士が他の患者について電話で話しているのを聞き、自分が心臓病であと数週間しか生命がないと思いこんでしまった。ジョージはこのことを親友で弁護士のアーノルド(トニー・ランドール)に打ち明け、妻ジュディには知らせてはならないと決心した。そして人の好いジョージは、自分の死後ジュディを立派な男と再婚させようと、適当な候補者を探しはじめた。そしてある日、ジュディはゴルフ場で大学時代の親友で今では石油成金のバート(クリント・ウォーカー)と再会した。これを知ったアーノルドは、バートこそジュディの第二の夫として最適の人だと告げた。これを不承不承なっとくしたジョージは、死後の願いをテープ・レコーダーに吹き込んだ。そんなとき、ジョージは人妻や未亡人を食い物にする好色漢バーから、最近離婚したばかりの美人リンダを救った。ところがこれがジュディの誤解をまねいた。窮地にたったジョージは、彼の致命的な将来をジュディに打ち明けた。が驚いたジュディがこれをモリシー博士にただすと、これがまったくの誤解であった。そこでジュディはまた夫ジョージとリンダの仲を疑いだした。窮したジョージは弁解するのをあきらめ架空の女との仲を告白し、ひたすら許しを乞うた。一度はそんな夫ジョージに愛想をつかし、家を出たジュディだったが、心から夫を愛する彼女は、再び夫の腕の中にとびこんでいった。
George
Judy
Arnold
Mr.Akins
Winston_Burr
Dr.Morrissey
Linda
Vito
Milkman
Bert
監督
脚本
原作戯曲
原作戯曲
製作
撮影
音楽
録音
作曲
作詞
[c]キネマ旬報社