ニウ・チェンザー
メンシュアン
「熱帯魚」などのプロデューサーとしても知られる台湾映画界の巨匠ワン・トン監督の日本劇場初公開となる大作。1949年、幼馴染を頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込んだメンシュアンは、大陸から南国台湾に渡る。ある日、二人にスパイ容疑がかかり……。出演は、「軍中楽園」監督のニウ・チェンザー、「風櫃の少年」のチャン・シー。『台湾巨匠傑作選2020』にて上映。デジタルリマスター版が、2024年7月20日より『台湾巨匠傑作選2024』にて劇場上映(配給:オリオフィルムズ)。
1949年。メンシュアン(ニウ・チェンザー)は幼馴染のダーション(チャン・シー)を頼って国共内戦中の国民党軍に潜り込み、荒涼とした中国華北から、バナナが実る緑豊かな南国台湾へとたどり着く。ある日、二人はスパイ容疑がかけられ、メンシュアンは命からがら部隊から逃亡する。その途中、ある男の臨終に出くわし、その妻ユエシャン(ゾン・チンユー)から彼女の夫になりすまして仕事に就くことを持ち掛けられる……。
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