第70回ベルリン国際映画祭にてフォーラム部門エキュメニカル審査員賞を受賞した想田和弘監督による観察映画第9弾。「精神」(08年)の主人公の一人である精神科医・山本昌知が82歳にして突然、引退することに。彼を慕ってきた患者たちは、戸惑いを隠しきれない。精神医療に捧げた人生のその後を見つめながら、病とは、老いとは、仕事とは、夫婦とは、そして愛とは何かを問いかける。
ストーリー
精神科医・山本昌知が、82歳にして突然、引退することになった。彼のモットーは「病気ではなく人を看る」「本人の話に耳を傾ける」「人薬(ひとぐすり)」。様々な生きにくさを抱えた人々が孤独を感じることなく地域で暮らしていける方法を、山本は長年模索し続けてきた。そんな彼を慕い、“生命線”のようにして生きてきた患者たちは戸惑いを隠せない。やがて、引退した山本を待っていたのは妻・芳子さんとの新しい生活だった……。
キャスト
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