「おくりびと」の小山薫堂がプロデューサーを務め、「カミハテ商店」の山本起也が監督した熊本・天草を舞台にしたドラマ。天草の寂れた商店街に、オレオレ詐欺の旅を続ける若い男が流れ着く。老女・艶子はその男を孫として招き入れ、奇妙な共同生活が始まる。出演は、「佐々木、イン、マイマイン」の藤原季節、本作が遺作となった「黒い画集 あるサラリーマンの証言」の原知佐子。第24回富川国際ファンタスティック映画祭ワールドファンタスティック・ブルー NETPAC Award Special Mention受賞。京都芸術大学映画学科劇場公開映画制作プロジェクト・北白川派第7弾。
ストーリー
熊本・天草の寂れた商店街に、オレオレ詐欺の旅を続ける若い男(藤原季節)が流れ着く。老女・山西艶子(原知佐子)は、男を孫の“将太”として招き入れる。温かい風呂や孫が好きなおいしい料理、そして優しいばあちゃんの存在に、男は“将太”として艶子と奇妙な共同生活を送るようになる。地元FM局のパーソナリティ、堀川清ら(杉原亜美)は、昔の天草の8ミリ映像や写真を集め、商店街の映画館で上映する上映会を企画する。“将太”もひょんなことから、その企画チームに参加することになる。清らは、賑わいのあったころの天草・銀天街の記憶を取り戻そうと夢中になる。“将太”はかつての銀天街の痕跡を探していて、艶子の持っていた古い家族アルバムに一枚の写真を見つける。街に流れるブルースハープの音色と共に、スクリーンに天草のかつての記憶、本渡の大火、焼け跡を片付ける町の人々、復興後の祭りの様子が映し出される……。
スタッフ
監督、脚本
山本起也
撮影
鈴木一博
音楽
谷川賢作
音楽
小倉綾乃
音楽
藤本一馬
美術
丸山裕司
編集
鈴木歓
スタイリスト
浜井貴子
衣裳
藤林さくら
ヘアメイク
近藤美香
照明
守利賢一
録音
吉田憲義
装飾
嵩村裕司
VFX
西尾健太郎
監督補
毛利安孝
制作担当
後藤聡
プロデューサー
小山薫堂
ラインプロデューサー
大日方教史
キャスティング
小林良二
グレーディング
関谷和久
タイトル
酒井洋輔
ロケーションプロデューサー
小山真一
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 映倫区分
- G
- 製作年
- 2020年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 北白川派
- 初公開日
- 2021年5月29日
- 上映時間
- 129分
- 製作会社
- 北白川派(製作協力:熊本県天草市=京都芸術大学)
- ジャンル
- ヒューマンドラマ
[c]北白川派
[c]キネマ旬報社