兎丸愛美
雪那
新潟県南魚沼市・十日町市を舞台にした人間ドラマ。雪那は両親が他界し地元の大地主の養子に。雪那の異変に気付いた幼馴染の馨が無力さを痛感する中、雪那は事故に遭い記憶を全てなくす。10年後、喪失感と後悔を抱えたままの馨は東京で偶然雪那と再会し……。監督は、映画制作チームBacklight Film Co.を立ち上げ、「35mm」「17歳の音。夏のむかえ。」を手がけた川延幸紀。出演は、監督・イラストレーターとしても活動する大門嵩、外山文治監督「海辺の途中」でMOOSIC LAB 2019短編部門女優賞に輝いた兎丸愛美ほか。
雪那(兎丸愛美)は中学三年生の冬に両親が他界し、地元の大地主に養子として引き取られる。雪那は高校生活が始まると同時に学校を休みがちになり、異変に気付いた幼馴染の同級生・馨(大門嵩)は彼女を取り巻く現実を知り、無力さを痛感する。16歳の夏の夕暮れ、雪那は田舎町から少し離れた道路で交通事故に遭う。雪那が目を覚ましたと聞き馨が病院に駆けつけると、雪那は記憶を失っていた。休み時間や放課後など一緒に過ごした他愛ない時間が戻ることは、もうなかった。それから10年が経った冬の東京。一人で暮らす馨の胸には、喪失感と後悔が残っていた。そんな馨が、偶然雪那と再会。雪那から一緒に嘘をついてくれないかと言われ、全てを抱えたまま生きてきた馨は、全てを忘れてしまった幼馴染とひとつの嘘と共に再び故郷へ帰る。
雪那
馨
[c]Backlight Film Co.
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