メリル・ストリープ
Suzanne_Vale
麻薬漬けの日々を送る女優、そして元スターの母、2人が励ましあいながら自己を回復してゆくまでを描くドラマ。エグゼクティヴ・プロデューサーはニール・マクリスとロバート・グリーンハット、監督は「ワーキング・ガール」のマイク・ニコルズ、彼がジョン・コーリーと共に製作を兼ね、原作・脚本は自らの自伝的体験を基にキャリー・フィッシャー、撮影はミハエル・バルハウス、音楽はカーリー・サイモンが担当。出演はメリル・ストリープ、シャーリー・マクレーンほか。
舞台はハリウツド。ドラッグ中毒に悩む中堅女優のスザンヌ・ベイル(メリル・ストリープ)は、撮影の現場で演技がうまくいかず、追い打ちをかけるように監督のローウェル(ジーン・ハックマン)の怒声が飛ぶ。そして、ついに彼女は恋人のプロデューサー、ジャック(デニス・クエイド)によって病院に運び込まれるまで衰弱ししまう。医師フェルドマン(リチャード・ドレイファス)の治療によって意識を回復したものの、間断なく幻覚に襲われる彼女にカウンセリングが続けられた。そんな時スザンヌの母ドリス・マン(シャーリー・マクレーン)が見舞いに訪れる。ミュージカルスターとして一世を風靡した過去が忘れられない彼女とスザンヌには葛藤が絶えなかったが、この女優生命を絶ちかねない危機が再び母娘を結びつけた。ドリスの監視下のもと女優復帰に挑むスザンナだが、道のりは困難だった。ただの女たらしであることがわかったジャックとも別れ、心機一転を図るスザンヌに朗報がもたらされる。ローウェル組が再開されるのだ。母親離れをして、自立しろと忠告するローウェル。その頃、ドリスが車の事故で頭に怪我を負った。だが病院でもスターとしてのプライドを崩さない母の姿にスザンナは感じるものがあった。そしてカメラが廻った。生まれ変わったように生き生きと演技する娘の姿を見つめる母ドリスの優しい笑みがあった。
Suzanne_Vale
Doris_Mann
Jack
Doctor_Feldman
Lowell
Joe_Pierce
監督、製作
脚本、原作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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