池松壮亮
青木剛
「生きちゃった」の石井裕也監督が、メンバーの95%以上が韓国というスタッフ・出演チームを組み、全編韓国ロケをした人間ドラマ。妻を失い韓国にいる兄の元へ行く剛。家族関係に悩むタレントのソル。二つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索する。「ぼくたちの家族」はじめ石井監督と5度目のタッグになる池松壮亮が本作で韓国初進出。剛の兄をキム・ギドク監督作「人間の時間」など海外作品に多数出演するオダギリジョーが、ソルを「金子文子と朴烈」のチェ・ヒソが演じる。第16回大阪アジアン映画祭クロージング作品。
病気で妻が亡くなり、8歳のひとり息子・学を持つ青木剛(池松壮亮)は、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ、日本から逃げるように渡っていく。兄からは韓国で仕事があると聞いていたが、兄はその日暮らしの貧しい生活を送っており、想像とは異なっていた。剛はほとんど韓国語も話せないまま、怪しい化粧品の輸入販売を手伝うことになる。一方、チェ・ソル(チェ・ヒソ)はソウルでタレント活動を行っているものの、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかない。所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に悩んでいた。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たちというどん底に落ちた日韓2つの家族は、やがて共に運命を歩んでいく。
監督、脚本、編集
エグゼクティブプロデューサー
撮影監督
音楽
美術
韓国美術
編集
編集
スタイリスト、ヘアメイク
録音
VFXスーパーバイザー
助監督
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
共同プロデューサー
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