ボスウェル・ブラウン
Bob_White U. S. Avia'or
人の生霊が麦の粉よりも軽く取り扱われた悲惨きわまる世界大戦。ナンセンス、ナンセンス、悲惨と滑稽、我がセネット喜劇がこの大戦をも目茶苦茶に茶化して映画化した。これがこの映画である。スターリング、プレヴォースト、ムレー、コンクリン、ターピン、実に喜劇界の逸品といわれなければならない。「ミッキー」「野良に出て」と同じくリチャード・ジョーンズ監督。女装役者として名のあるボスウェル・ブラウンが活躍している。
戦い今や酣である。米軍飛行隊の勇士ボッブは司令官の命により女装して単身敵地へ乗り込み秘密を探ることとなる。敵軍の総大将、御曹子、老将軍、ここに戦略を放擲してこの怪美人の占領にこれ努めるのであるが、その隙に乗じて見事敵軍の策戦の秘密を握り米国へ報告し、戦は上首尾味方の勝利ということになる。
Bob_White U. S. Avia'or
The Kaiser
The Crown Prince
Von_Hindenburg
The Kaiserin
A Daughter of Belgium
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