監督、撮影
台湾の女性監督が自ら家族を撮影したドキュメンタリー。葬式陣頭を営むアヌは夫の暴力から身を守るため、幼いチェンとその妹を連れて家を飛び出した。チェンは「女性が好きな女性」として奔放に振る舞うアヌへの不信感を募らせ、母娘関係は冷え切ってしまう。製作総指揮は、「黒衣の刺客」のホウ・シャオシェン。第67回ベルリン国際映画祭パノラマ部門テディ賞受賞、第19回台北映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞、第90回アカデミー賞外国映画賞台湾代表作品。
ストーリー
チェンは6歳で母アヌの営む葬式陣頭の仕事を手伝い始め、10歳で小学校中退を余儀なくされた。アヌは夫の暴力から身を守るため、チェンとその妹を連れて家を逃げ出す。チェンは学校に通うことができなかった子供時代や、弔い業に対する世間の冷ややかな視線、周囲に隠すことなく「女性が好きな女性」として奔放に振る舞うアヌへの偏見、さらに娘たちよりも恋人を優先するアヌに次第に不信感を募らせ、母娘関係は他人のように冷え切っていた。やがて、自らも一児の母となったチェンは、家族の姿を映画として撮影することで、アヌの本音を聞き出し、自分の秘密を打ち明けようとする。
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作品データ
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