ジェーン・ラッセル
Linda_Rollins
「ブロンディ仲人の巻」のロバート・スパークスが1951年に製作した犯罪メロドラマ。アール・フェルトンの脚本を「十三号桟橋」のロバート・スティーヴンソンが監督した。撮影監督は「腰抜け 二挺拳銃の息子」のハリー・J・ワイルド。「腰抜け 二挺拳銃の息子」のジェーン・ラッセルと「百万弗の人魚」のヴィクター・マチュアが主演し、「肉の蝋人形(1953)」のヴィンセント・プライス、「インディアン渓谷」のホギー・カーマイケル、この映画でデビューしたコリーン・ミラー、ブラッド・デクスター、チェット・マーシャルなどが助演する。
リンダ(ジェーン・ラッセル)は夫ロイド・ロリンズ(ヴィンセント・プライス)とロサンゼルス行きの大陸横断列車に乗っていた。車中で電報を受け取った夫は何か落ち着かぬ素振りだったが、列車がラス・ベガスに着くと急に降りようと言い出した。ラス・ベガスはリンダにとって思い出の町であった。夫はホテルに着くとすぐ賭博場に行ってしまい、リンダは不可解な夫の素振りを気づかいながらも足は自然にラスト・チャンス・クラブに向いていた。戦時中、彼女はこのクラブの歌姫だった。そして毎夜きまって同じテーブルに現れる空軍兵士デイヴ(ヴィクター・マチュア)と恋におちて婚約までしたのだが、突然海外に出動して消息をたったため、リンダはロイドと結婚することになったのだ。クラブに入って思い出のテーブルに目をやると、意外にもデイヴが腰を下ろしていた。思わず走りよろうとして我に返ったリンダはそっとホテルに戻った。しかし、賭に目のない夫から冷たくあしらわれてリンダは再びクラブに行った。昔の仲間たちが彼女を温かく迎えてくれた。デイヴは復員して市の警部になっていたのだった。散々賭にすったロイドはついにリンダのネックレスを抵当にしてクラブの支配人から10万ドルの借金をした。これを知って絶望したリンダはデイヴを訪れて愛を告白したが昔はもう返ってはこなかった。翌朝支配人の死体が発見され嫌疑はロンドにかかったが、その間に真犯人の暴漢はリンダを誘拐して逃走した。デイヴはヘリコプターによって逃走中の自動車を発見し、暴漢を捕らえた。ロンドは無罪釈放になりかけたが、詐欺と使い込み嫌疑の手配電報がニューヨークから来たため逮捕された。解放されたリンダはクラブの歌姫に返り咲いた。
Linda_Rollins
Dave_Andrews
Lloyd_Rollins
Happy
Tom_Hubler
Mary
Bill
Drucker
Harris
Martin
Mike_Fogarty
Desk Clerk
Cab Driver
Pullman Porter
監督
脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
録音
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