「カム・アンド・ゴー」のリム・カーワイ監督によるバルカン半島3部作シリーズの2作目。アジア人女性バックパッカーがクロアチア、セルビア、モンテネグロを旅しながら、バルカン半島の複雑な歴史に翻弄されながらも前向きに暮らしている人々の生活を知る。出演は、本作が長編デビュー作となるアデラ・ソー。2019年大阪アジアン映画祭特別招待作品。
ストーリー
愛する人との思い出の品物を展示する“別れの博物館”を訪れるため、クロアチアへ旅立ったマカオ人女性アデラ(アデラ・ソー)。そこには彼女が寄贈した、亡くなった彼氏の残した携帯電話が展示されていた。その後アデラは、インスタグラムで知り合ったセルビア人アレックスにあうため、ベオグラードに向かう。しかし、アレックスは現れない。アレックスを待つ間、アデラは見知らぬ土地で、自分の生まれた国とは異なる歴史や文化の中で暮らす人々との、非日常的な出会いやささやかな冒険を重ねることで、未知の世界と新たな自分を発見する。アレックスがようやくやってきて、予想だにしなかった結末を告げるが、アデラのバルカン半島の旅は続く……。
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作品データ
- 原題
- SOMEWHEN, SOMEWHERE
- 製作年
- 2018年
- 製作国
- セルビア=クロアチア=モンテネグロ=マカオ=日本=マレーシア
- 配給
- cinema drifters
- 初公開日
- 2021年1月23日
- 上映時間
- 81分
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