パーティアイランドとして知られる地中海に浮かぶイビサ島で、25年間ジャンルレスのバレアリックミュージックを紡いでいるDJジョン・サ・トリンサを取り上げるドキュメンタリー。自由で垣根のない彼の生き方を、島の映像とバレリアックな音楽にのせ映し出す。物語と色彩に溢れる彼の音楽に衝撃を受けた台南生まれ新宿歌舞伎町育ちの映像作家リリー・リナエが、3年間をかけて本作を完成させた。
ストーリー
スペインの東、地中海に浮かぶ世界遺産イビサ島。この島は、夏場はヨーロッパの有名ナイトクラブが店を開け、世界中からスターDJが集まる世界一のパーティアイランドである。その一方でDJジョン・サ・トリンサは1994年にイギリスから移住してきて以来、島の最南端サリナスビーチで、パーティサウンドとは異なるジャンルレスで物語にあふれたバレアリックミュージックを25年間紡いでいる。その音楽は、自由で垣根のない生き方をする彼の精神そのもの。サ・トリンサというレストランに併設された小さなチリンギート(海小屋)で正午から夕日が落ちるまでの8時間あまりDJをし、気ままに極上の時間を届けるジョン。サリナスビーチは世界各地からジョンの音楽を求めてやってくる人々で埋まる。イビサの繁忙期である夏が終わると、ジョンは世界中を旅しながら当地の海辺でDJを続けている。そんな、何にもとらわれず自分の好きな音楽だけを追い続ける彼の生き方を、島の映像とバレリアックな音楽にのせて映し出す。
スタッフ
監督、製作、撮影、字幕
リリー・リナエ
撮影、ドローン・オペレーター
ゲイブ・ハーデン
撮影
湯越慶太
撮影
木滑陽介
編集
エマニエル・ミケッティ
録音
トレバー・ホール
サウンドデザイナー
清水天務仁
サウンドデザイナー
村上怜
サウンドデザイナー
伊藤圭一
ライン・プロデユーサー
安住春奈
空中撮影