田森就太
日野光成
日本映画大学出身、シナリオ「乙女よ、走れ」が卒業制作に選ばれ佐藤忠男賞を受賞した武田恒監督による人間ドラマ。夜間定時制高校に赴任した光成は、面談の際にある女子生徒を傷つけ、彼女は不登校に。そこで光成は、コミュニティボールという授業を行う。出演は、劇団ユニット『CoZaTo×』のリーダーでプロゲーマーでもある田森就太、若手映画作家育成プロジェクト(ndjc)2018作品「最後の審判」の永瀬未留ほか。
元々公立高校の教師をしていた日野光成(田森就太)は、夜間定時制高校に赴任。そこには、外国人や高齢者、心を閉ざしている生徒など、様々な事情を抱える生徒たちがいた。面談の際に光成はある女子生徒を傷つけてしまい、女子生徒は不登校になってしまう。そこで光成は、クラスの生徒たちに、コミュニティボールという授業を行うことに。それは、教師を含む全員が円になって座り、誰かが話している間は話したり反論したりしてはいけないというルールのもとに、ひとつの問いをみんなで考えるという試みだった。この授業を通して、由宇子(永瀬未留)を理解しようとする光成。この授業が終わる時、生徒たちの思いが動き出す。