一般投稿された恐怖体験を取り上げる心霊オムニバスホラー『ほんとうにあった怖い話』シリーズのうち、事故物件のエピソードを基にした劇場版第2弾。旅芸人の奇怪な体験記に惹かれその足跡を辿ろうとする新米芸人など、3つのエピソードを人気芸人が演じる。「劇場版 ほんとうにあった怖い話2020~呪われた家~」「劇場版ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人2~」から引き続き天野裕充が監督。
ストーリー
「CASE.1」駆け出しの芸人・高木総一郎は、ある旅芸人が奇々怪々な体験を綴った『芸人日記』という本を入手。元々はお笑い芸人が好きだった高木は、彼らを追いかけるうちに憧れに変わり、自ら芸人になるという道を歩んできた。その体験記に惹かれ、書かれている勅使河原ナユタという芸人の足跡を辿ろうとする高木。勅使河原が訪れたという温泉旅館のとある部屋に泊まると、不幸な出来事が起こるらしいが……。「CASE.2」若手芸人の伊勢ノボルは、いつかはブレイクする時が来ると夢見て、相方の相原菜摘と互いに励ましあいながら頑張っているが、どうも売れる気配がない。ネタやキャラクター付けを模索するためネットの掲示板を眺めていたところ、ある不思議な書き込みに出会った。それは、ある駅の路地裏という不自然なところに停まり、ちらからノックでもしない限りドアを開けようともしない商売っ気のないタクシーだが、そのタクシーに乗ると自分自身と向き合える特別な場所へと行ってくれる、というものだった……。「CASE.3」お笑いコンビの平見隆と鷲尾拓也は、動画配信サイトに様々なネタ動画を繰り返しアップし、『事故物件に住んでみた』という動画でようやく一部のファンに人気が出始める。その流れで新しいネタはないか探していたところ、二つの都市伝説の書き込みを見つける。一つは、芸人が自殺して以来その部屋に泊まるものは必ず自殺を遂げるか気が触れてしまうという旅館の一室の話。その部屋番号は、191。もう一つは、ある駅近くの路地裏でタクシーに乗ると、別世界に連れていかれてしまうというもの。実際に行って帰ってきた人はいないか、または後に死んでしまい、残っている正確な情報はない。そのタクシーのカーナンバーもまた、191だという。二人は話し合い、その秘密を知ろうと調べ始めるが……。
スタッフ
監督、脚本、編集
天野裕充
製作
張江肇
製作
鈴木ワタル
撮影
村石直人
音楽
與語一平
スタイリスト
天野泰葉
へアメイク
森田杏子
録音
池田知久
VFX
礒金秀樹
助監督
三田法子
プロデューサー
張江暁
プロデューサー
岩村修
制作
福島隆弘
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]NSW/コピーライツファクトリー
[c]キネマ旬報社