ダニー・ケイ
Pfof.Hobert Frisbee
「虹を掴む男」のダニー・ケイとヴァージニア・メイヨのコンビが同じくサミュエル・ゴールドウィンの許で主演する1948年度テクニカラー喜劇、「教授と美女」のハワード・ホークス監督自身による再映画化。「サンセット大通り」のビリー・ワイルダーとトーマス・モンローが脚色。撮影は「南部の唄」のグレッグ・トーランド、音楽はエミール・ニューマンとヒューゴー・フリードホファの共同担当である。上述主演2名の他「われら自身のもの」の脚本を書いたヒュー・ハーバート、「我等の生涯の最良の年」のスティーヴ・コクランらが出演するほか、特別出演として、ジャズ音楽界の一流メンバーである、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、ルイ・アームストロング、ライオネル・ハンプトン、チャーリー・バーネット、メル・パウエル、ゴールデン・ゲイト4重唱団、ペイジ・キャヴァノ3重奏団らが顔を揃える。
ニューヨークにあるタトン音楽院では録音による音楽史を編纂していたが、民謡部分を担当しているフリズビー教授(ダニー・ケイ)は黒人の作業員から世間ではジャズやブギが全盛であることを聞き新音楽探求に街へ出た。各一流楽団の演奏を聴き、翌朝音楽院へ集まって録音するように頼んでから、彼は最後に歌姫ハニー(ヴァージニア・メイヨ)に会った。彼女はすげなく彼を追い帰したものの、情夫のギャング、トニー(スティーヴ・コクラン)が警察に追われはじめたことを知ると、身の危険を感じて音楽院に逃げ込んだ。謹厳な教授連は異様な美女の出現に閉口したが、彼女は頑として居すわってしまい、かくて翌ぶなフリズビーはハニーに一目で参ってしまい、結婚を申し込んだ。純情なフリズビーを騙すことにうしろめたさをもちながらも、トニーから矢のような呼び出しを受けていた彼女は、ニュージャージーの父の家で結婚式を挙げようと教授たちを連れ出し、警察の目をごまかして情夫に会う算段をたてた。しかし途中車が事故に遭い、田舎の宿で一泊したことからハニーは改めて教授たちの純真さやフリズビーの愛情に打たれた。ギャングらは宿に押しかけ、ハニーを連れ去ったが、彼女は頑としてトニーとの結婚を承知しなかった。業を煮やしたトニーはハニーを連れて音楽院に出かけ、フリズビーらの目の前で式を挙げはじめた。この時録音のため集まってきたジャズ・メンは、フリズビーの指揮によって、音楽による攻撃を開始し、ついにギャングらを一掃した。かくて教授たちは再び音楽史に戻り、フリズビーとハニーには新生活が訪れた。
Pfof.Hobert Frisbee
Honey_Swanson
Prof.Twingle
Tony_Crow
Dr.Elfini
Prof.Gerkikoff
Prof.Traumer
Prof.Oddly
Miss Bragg
Miss Totten
Mr.Setter
Joe
Adams
Monte
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