佐津川愛美
美月
俳優で「アリーキャット」など監督としても活動する榊英雄と「MOTHER マザー」の脚本家・港岳彦が組んだ人間ドラマ。美月は15年ぶりに現れた義弟から母の死を知らされ、夫との平穏な暮らしを守るため、心を病んだ母との愛憎から一線を越えた過去と対峙する。「ヒメアノ~ル」の佐津川愛美が過酷な家族環境下で懸命に生きる17歳の少女から秘密を抱えながら夫を愛する32歳の女性を、「淵に立つ」で第71回毎日映画コンクール女優主演賞を獲得した筒井真理子がトラウマを抱える母を演じる。
山奥の古民家で陶芸家の夫・哲郎(永瀬正敏)と穏やかに暮らしている32歳の美月(佐津川愛美)のもとに、ある日義弟の伊織(濱田龍臣)が恋人の香澄(森田想)を連れ立って15年ぶりに現れた。伊織から母・五十鈴(筒井真理子)が死んだことを告げられ、美月が封印していた家族の過去が溢れ出し、愛する夫との暮らしを守るため家族の暗部と対峙する。母はある事件がきっかけで離婚し、心にトラウマを抱えていた。美月はそんな不安定な母を子どもながらに支え、二人で必死に生きてきた。母が再婚し4人家族になり、美月はやっと温かな居場所ができると思っていた。しかしかつてのトラウマから、母は17歳になり美しく成長した美月の女の部分に対し嫌悪感や嫉妬を抱き、激しく抑圧するように。そんな母への反抗心から義父(板尾創路)に接近した美月だったが、次第に深みにはまり、ついには再び事件が起こる。そして家族は崩壊していった。15年ぶりに実家に戻った美月は、義弟から15年間にわたる壮絶な義母の介護を知らされ、その代償の重さを痛感。目を背けてはいけないと、封印した秘密を夫に告白する。
監督、製作
脚本
製作
製作
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プロデューサー
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