ジェームズ・キャグニー
Biff_Grimes
「群集の喚呼」のジェームズ・キャグニーが、「海賊ブラッド」のオリヴィア・デ・ハヴィランド及び「晴れて今宵は」のリタ・ヘイワースを相手に主演する映画で、ジェームズ・ヘイガンの舞台劇の再映画化である。脚本は「カサブランカ」のフィリップ・G・エプスタイン、ジュリアス・J・エプスタインが協力執筆し、「嵐の青春」のジェームズ・ウォン・ホウが撮影した。助演は「ロビンフッドの冒険」のアラン・ヘール、「砂塵」のジャック・カーソン、劇壇に名あるジョージ・トビアス等である。1941年作品。
ビフ・グライムスは通信教授で免状をとった歯科医である。1900年のニューヨークの一角、ある日曜日の午後である。ビフは親友のギリシア人の床屋ニコラスと馬てい投げをしていると、歯を抜いてくれという電話がかかる。休みと断ったが患者の名がヒューゴー・バーンステッドと聞くと引き受ける。彼こそビフのあだ敵である。抜歯の麻酔に使うガスを多量に興えて殺すつもりなのだ。ヒューゴーを待つ間にビフは10年前を回想する。そのころ彼は下町に居た。町の美人娘、いちごブロンドのヴァージニアにビフはほれていた。そして友達のヒューゴーもほれていた。お人好しのビフはヒューゴーにだしに使われて、ヴァージニアはビフを翻弄した揚句、ヒューゴーと結婚してしまった。ビフはヴァージニアの友達のおとなしいエミイと結婚したが、ヴァージニアに対する気持ちは変らない。その後ヒューゴーは建築会社の副社長にビフを迎えた。ビフは夢のような気持ちで、頼まれるままに書類に署名した。やがてその建築会社のインチキが暴露された。
Biff_Grimes
Amy_Lind
Virginia_Brush
Bif_Grimes_Father
Hugo_Bernstead
Nicholas_Pappalas
Mrs.Mulcahey
監督
脚本
脚本
原作戯曲
撮影
アソシエイト・プロデューサー
[c]キネマ旬報社