レスリー・キャロン
Fanny
マルセル・パニョールの名作戯曲『ファニー』『マリウス』『セザール』3部作の映画化で、製作・監督のジョシュア・ローガンは1956年にブロードウェイで、ミュージカル『ファニー』を上演して高名をはせていた。脚色は「雨の朝巴里に死す」のジュリアス・Ｊ・エブスティンが担当し、撮影は「ヴァイキング」の名手ジャック・カーディフ。音楽は「草原の野獣」のモリス・Ｗ・ストロフである。出演はレスリー・キャロン、ホルスト・ブッフホルツ、モーリス・シュヴァリエなど。
配信で観る
ストーリー
港町マルセイユのとある酒場。店主セザール（シャルル・ボワイエ）、その1人息子の所へ集まる男やもめのパニース（モーリス・シュヴァリエ）や船長ブルン（ライオネル・ジェフリーズ）たちは「マルセーユこそ世界1の町だ」と語り合うのが常だったが、ひとりマリウスだけは遠い海の彼方に憧れていた。ファニー（レスリー・キャロン）は、そんなマリウスを愛していたが、海への冒険にとりつかれた彼からかえりみない淋しさに耐えていなければならなかった。ある日、思いつめたファニーがすべてを捧げてしまった後でマリウスはチャンスを掴み、ファニーを残し港を出て行った。ファニーは身ごもっていたが、それを承知でパニースが迎え入れた。マリウスの面影が忘れられないファニーにパニースは変らぬ愛をおくり、2年の歳月が流れて行った。ファニーの前にマリウスが戻って来たのは、その子セザリオの誕生日だった。ファニーは苦しんだ。1度は溺れかけた2人だったが、ファニーはパニースの愛にそむけなかった。マリウスも又去って行った。数年後祖母に連れられて港へ行ったセザリオは子供心に海へひかれた。それは父マリウスと同じ血の騒ぎだった。パニースが死の床についている頃、セザリオはマリウスの友人の計らいで初めて父子の対面をした。死を悟ったパニースはマリウス宛の手紙をファニーに托した。「君が、妻が一生愛した君が、私が死んだ後、妻と結婚してくれるならば私の魂に平和が訪れるだろう」と。もう誰の目にもマリウスとセザリオの喜々とした姿は父子として眺められた。
キャスト
モーリス・シュヴァリエ
Pannisse
シャルル・ボワイエ
Cesar
ホルスト・ブッフホルツ
Marius
バッカロニ
Escartifique
ライオネル・ジェフリーズ
Monsieur_Brun
スタッフ
監督、製作
ジョシュア・ローガン
脚本
ジュリアス・Ｊ・エプスタイン
原作
マルセル・パニョル
撮影
ジャック・カーディフ
音楽
モリス・Ｗ・ストロフ
美術
リノ・モンデリニ
編集
ウィリアム・レイノルズ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
