監督
宮崎県西都市で日向神話の伝承地をつなぐ“記紀の道”を舞台にしたドキュメンタリー。かつて、この一帯を区画整理しようとして多くの遺跡が発見されたため、2005年から市は記紀の道整備事業を開始。行政と住民が協力するプロセスが評価され、様々な賞を受賞した。監督は、「銀鏡 SHIROMI」で撮影を担当した古木洋平。
ストーリー
日本最大級の古墳群で知られ、今もなお多くの伝承が受け継がれている歴史の深い宮崎県西都市。神代、高天原よりやってきた天孫ニニギノミコトは、ある川のほとりでコノハナサクヤヒメに出逢った。二人が暮らしたゆかりの地をつなぐ道はやがて“記紀の道”と名付けられ、古より湧き出る水辺とともに今もなお人々は寄り添い暮らし続けている。かつて、この一帯を区画整理しようとしたところ、多くの遺跡が発見されると、市は開発から保存へと舵を切り、2005年、記紀の道整備事業を始める。小川、田んぼ、巨木といった土地の風景をデザインの拠り所に昔からそうであったかのような風景をめざし、行政と住民が協力して15年以上かけて少しずつ完成させた。そのプロセスが評価され、グッドデザイン賞や国土交通大臣表彰手づくり郷土賞などを受賞した。公共事業は一般的には住民が関わる機会が少ないが、地域づくりの仕組みにうまく組み込み、自走する風景づくりが継続している。
スタッフ
撮影
牛久保賢二
撮影
Matthew Carmody
音楽
Porlar M
音楽
東瑛子
企画
小笠原浩幸
企画
伊東修司
企画
崎谷浩一郎
企画
西山健一
プロデューサー
清武清
デザイン
田中翼
整音
家崎大
アニメーション
渡辺亮
サポートスタッフ
藤崎秀一
サポートスタッフ
武長信亮
サポートスタッフ
福永昌俊
サポートスタッフ
川添詩織
サポートスタッフ
濱門康三郎
サポートスタッフ
福冨可南子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社