監督
「部落差別」の歴史や、今も根強く残る差別の現状に迫るドキュメンンタリー。その起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐし、見えづらい差別の構造を描き出してゆく。監督は、屠場とそこで働く人々を写した『にくのひと』(2007)が各地で上映され好評を博すも、劇場公開を断念せざるをえなかった経験を持つ満若勇咲。プロデューサーは「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の大島新。
ストーリー
かつて日本には穢多・非人などと呼ばれる賤民が存在した。1871年(明治4年)の「解放令」によって賤民身分は廃止されるが、彼らが集団的に住んでいた地域は「部落」と呼ばれるようになり、その差別構造は残されたままであった。現在、法律や制度のうえでは「部落」や「部落民」というものは存在しない。だが、いまなお少なからぬ日本人が根強い差別意識を抱えている。本作では、「部落差別」の起源と変遷から近年の「鳥取ループ裁判」まで、堆積した差別の歴史と複雑に絡み合ったコンテクストを多彩なアプローチで鮮やかにときほぐし、見えづらい差別の構造を描き出してゆく。
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作品データ
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