ジョエル・マクリー
Dave_Nash
「凱旋門」のエンタプライズ社の1947年作品。「西部の王者」のハリー・シャーマンが製作を担当し、アンドレ・ド・トスが監督に当たった西部劇で、西部小説家ルーク・ショートの原作をジャック・モフィット、グレアム・ベイカー、セシル・クレーマーの3人が脚色。撮影には「遊星よりの物体X」のラッセル・ハーラン、音楽の作曲と指揮には「花嫁の父」のアドルフ・ドイッチェが当たった。主演は「落日の決闘」のジョエル・マクリーと「奥様は魔女」のヴェロニカ・レイクで、ドン・デフォー(「秘密警察」)、ドナルド・クリスプ(「緑園の天使」)、プレストン・フォスター(「北西騎馬警官隊」)、アーリーン・ウィラン、チャールズ・ラグルズらが助演する。
開拓時代、牛飼いの町ユタ州シグナルを支配するボスのフランク・アイヴィ(プレストン・フォスター)は彼の協力者の娘コニー(ヴェロニカ・レイク)と結婚するはずであったが、勝気なコニーは父の意志に背きウォルト・シプリと婚約してしまった。これを知った父とアイヴィは奸策をもってシプリを町から追い出したので、コニーは憤慨してデイヴ・ナッシュ(ジョエル・マクリー)を雇いシプリの牧場を維持して行こうとした。デイヴが旧友ビルに協力を頼むべく町に出た間にアイヴィ一味によって牧場は焼き打ちされ激昂したビルは復讐しようとするが、デイヴは彼を抑えて事を合法的に解決しようとし、彼の方法でアイヴィの牧童小屋を襲った。アイヴィは合法的には手が出せないので手下を使って挑発的手段に出た。それに乗せられたビルはアイヴィの牧童頭を殺し、更にコニーに唆されてコニーの牛群を暴走させ、アイヴィの仕業と見せかけた。それとは知らぬデイヴは遂に怒って報復手段に出るが、彼も重傷を負い女友達のローズ(アーリーン・ウィラン)の手厚い看護を受けることになった。アイヴィ一味の追跡を逃れて山中の廃坑に隠れたデイヴはコニーの嫉妬から隠れ場を敵に知られることになり、ビルの友情によってそこからは逃れたがビルはアイヴィ一味のために殺された。逃れる途中一切を知ったデイヴは翌朝息詰まる決闘の末アイヴィを倒した。彼は利己的なコニーに愛憎をつかし、真心をもっていつも自分のためにつくしてくれていたローズを深く愛していることに気がついた。
Dave_Nash
Connie_Dixon
Bill_Shell
Jim_Crew
Frank_Ivey
Rose_Leland
Ben_Dixon
Red_Cates
Curly
Ed_Burma
George_Smedley
Link_Thoms
Virge_Lee
Mrs._Parks
Jess_Moor
Bice
Burch_Nellice
監督
原作
指揮、作曲
製作
撮影
音楽監督
脚色
脚色
脚色
[c]キネマ旬報社