1960年代の香港を舞台に繰り広げられる、作家の“現在”と小説「2046」のなかの“未来”が交錯するSFラブストーリー。監督と脚本を務めたウォン・カーウァイの代表作『花様年華』の制作20周年を記念して、監督自らが4Kレストア化した。『非情城市』のトニー・レオンが主人公の作家を演じたほか、『さらば、わが愛 覇王別姫』のコン・リーや『恋する惑星』のフェイ・ウォン、日本からは木村拓哉が出演している。
ストーリー
過去の恋人を忘れることができない作家のチャウは、現実世界で出会った人々をモデルに小説を書き始める。小説のなかで登場人物たちは、失われた愛を見つけることができるといわれている“2046”を目指し、美しいアンドロイドが客室乗務員を務める列車に乗り込んでいく。チャウは出会った人物をモデルにするだけでなく、自らを小説の主人公に投影しながら執筆を続けていたのだった。