被爆地・広島を舞台に“人のために生きた人たち”の足跡を追ったドキュメンタリー。40年を費やした調査の末、米軍捕虜の遺品を家族に返却した日本人、自らも被爆しながらも市民の救護活動に尽力した外国人神父。なぜ彼らはそこまで人のために動くのか。監督は「a hope of NAGASAKI 優しい人たち」の松本和巳。
ストーリー
2016年、オバマ大統領(当時)が歴代アメリカ大統領として初めて被爆地・広島を訪問した。追悼式典に参列する多くの被爆者の中に森重昭の姿があった。オバマ大統領は森の前で立ち止まり、優しく彼を抱き寄せた。その意味とは。アメリカが原爆投下地を決定した時、その地にアメリカ人がいないどうかも、目標の選定基準となった。しかし広島には、数日前に日本軍によって撃墜されたアメリカ軍機の捕虜がいたのだ。その事実を40数年かけて調べ上げ、乗組員らの遺品をアメリカ人家族に返却したのが森だった。彼をそこまで動かしたものは何なのか……。他にも、広島には人のために尽くした人たちが数多くいる。原爆手帳の取得や制度の見直し、暮らしへの寄り添い。立ちはだかる挫折を乗り越えた力とは。被爆しながらも救護活動を続けた外国人神父たちは、自身も怪我を負ったにもかかわらず、広島市民の救護活動に当たっていた。被爆直後は外国人であることに恐怖を覚えながらも、市民に寄り添い続けた。なぜ彼ら、彼女らはそこまで人のために動くのか。被爆地・広島を通して、当時の惨状から人々の生き様を浮き彫りにし、「人のために生きた人たち」をフィーチャーしたドキュメンタリー。
スタッフ
監督
松本和巳
エグゼクティブプロデューサー
園山真希絵
音楽
松本俊明
音楽協力
上阪伸夫
編集
mkdsgn
編集
Album
制作アシスタント
奥野友子
プロデューサー
石原ゆり奈
共同プロデューサー
遠藤洋典
宣伝プロデューサー
井内徳次
主題歌
BONNIE PINK
撮影アシスタント
藤江敬大
MA
大雪映像社
切り絵デザイン・製作