岐阜県飛騨地方の山林で働く人々の営みを見つめるドキュメンタリー。およそ50年間、木樵の仕事で生計を立てている兄弟とその弟子たちに密着。林業がその土地と深く繋がっている様や、緩やかに流れる時間の中で森林と共に生活する“山の暮らし”の継承を映し出す。ナレーションを岐阜県在住の俳優、近藤正臣が担当。監督は「こどもたちの時間」の宮崎政記。
ストーリー
9割が山林に覆われる山国、岐阜県飛騨地方。木樵の父の背中を見て育った宮崎政記監督は、林業不況のなか、一旦は父の跡を継ぐことを断念し30年後、再び山と生きる木樵たちと再会。およそ50年間、木樵の仕事で生計を立てている高山市滝町の面家一男さんと弟の瀧根清司さん、その家族と弟子たちにキャメラを向ける。兄弟が木樵として働く姿を通して、林業がその土地と深く繋がっている様や、緩やかに流れる時間の中で森林と共に生活する“山の暮らし”の継承が浮かび上がってゆく。
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作品データ
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