ジェニファー・ビールス
Alex
ブロのダンサーをめざす19歳の溶接工の愛、友情、そして夢を描く。製作はドン・シンプソンとジェリー・ブラック・ハイマー。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョン・ピータースとピーター・グーバーがつとめている。監督は「フォクシー・レディ」(80)のエイドリアン・ライン。トム・ヘドリーの原案に基づき、ヘドリー自身と「フィスト」のジョー・エスターハスが脚本を執筆。撮影はドン・ピーターマン、音楽はジョルジォ・モロダー、編曲・指揮はシルヴェスター・リーヴェイが担当。主題歌をアイリーン・キャラが歌っている。振付けはジェフリー・ホーナディが手掛けている。出演は四千人のなかから選ばれたエール大学の1年生のジェニファー・ビールス、マイケル・ヌーリー、リリア・スカラ、ベリンダ・バウアー、サニー・ジョンソンなど。82年10月18日、ピッツバーグのロケ撮影で製作を開始し、LAロケを含む3カ月間で主要場面の撮影を終了した。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は戸田奈津子。イーストマン・カラー、ビスタサイズ。1983年作品。
ペンシルヴェニア州の工業都市ピッツバーグ。19歳のアレックス・オウエンス(ジェニファー・ビールス)は女だてらに、溶接工として男たちと混じって働いている。夜はモービーズ・バーのフロア・ダンサーとして、ロック・リズムにのって激しい踊りを披露する。彼女には本格的なプロのダンサーになるという夢があった。だから、倉庫を改造した家にもどると、汗だくになってダンスの訓練を続けている゜ピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーにオーディションの応募用紙をもらいに行ったものの、他の応募者がみなバレエの勉強を長年続けていること、それにひきかえ自分にオーソドックスな基礎のないことを知ると、そのまま帰ってくる。モービーズで彼女を見た社長のニック・ハーリー(マイケル・ヌーリー)が食事に誘うが、「ボスとは食事をしない主義なの」と相手にしない。そして彼女が訪れたのは、ダンスの恩師ハンナ・ロング(リリア・スカラ)の家だった。かつてジーグフリード・フォリーズで活躍したハンナは、「夢を捨てては駄目よ」と忠告する。モービーズでウェイトレスをやっているジェニー(サニー・ジョンソン)はアレックスの親友で、プロのスケーターになることを夢みている。料理人のリッチーはジェニーの恋人で、LAに行つて、リチャード・プライヤーやエディ・マーフィーのようなコメディアンになるのが希望だった。近くでトップレス・ショーをやっているジョニー・Cは、アレックスを引き抜こうと何度も声をかけてくる。ある夜、駐車場でゾョニー・Cに襲われようとするところを、ニックに救われた。ジェニーのスケートのオーディションの日、アレックスはニックと一緒に応援に行く。だが、仮女は二度も転倒してしまう。涙を流すジェニー。その夜、アレックスとニックは彼女の家で結ばれた。やがて、2人は互いに欠かせぬ存在になる。しかしアレックスとハンナがバレエ公演を見に行った夜、ニックが美しい女性と車で去るところを目撃。怒ったアレックスはニックの家の窓ガラスに石をなげつける。家へもどったアレックスにリッチーが会いに来て、LAへ行くと告げる。ジェニーを愛しているが、今はどうしようもないという。次の朝、ニックを責めたアレックスは例の女性が離婚した妻であること、自分はピッツバーグ・ダンス・アンド・レパートリー・カンパニーの理事だから、どうしても昨晩は出席しなければならなかったと聞かされ、怒りもおさまった。その夜、2人がレストランで食事をしているところに、ニックの元妻ケティ(ベリンダ・バウアー)がやって来たが、心は平静だった。ニックの励ましで、オーディションを受けることを決意。モービーズで仮装パーティが開かれている時、リッチーがもどって来た。しかし、ジェニーはジョニー・Cと一緒に出て行く。オーディションの通知が来て有頂天になったが、ニックが裏で手をまわしたことを知るとカンカンになる。ジェニーがトップレス・ダンサーになっているのを見ると表へつれ出す。「何故とめるの?」と叫ぶジェニーに、「友達だから」とアレックスは答える。ハンナが死んだ。もう一度、やり直すことにしたアレックスはオーディションを受けることにした。当日、独創的な彼女のダンスに目をみはる審査員たち。外へ出ると、赤い薔薇を手にニックがたっていた。2人は抱きあう。(パラマウント=CIC配給*1時間35分)
Alex
Nicky
Katie_Hurley
Hanna_Long
Richie
Jean_Szaba
Tina_Tech
Johnny_C
Jake_Mawby
Frank_Szabo
Cecil
Secretary
監督
脚本、原案
脚本
指揮、編曲
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
編集
音楽スーパーバイザー
振り付け
字幕
[c]キネマ旬報社