和食を撮って世界を魅了した「千年の一滴 だし しょうゆ」の柴田昌平監督が“食”の原点である“農”と向き合ったドキュメンタリー。小手先では解決しない様々な矛盾を独自の視点で克服していく21歳から93歳までの全国の百姓たちの知恵と工夫、その人生に迫る。
ストーリー
今後、経済が下向き、食糧輸入に頼れなくなると予想される日本で、いま必要とされる力はレジリエンシー=復元力である。百姓たちには本来これが備わっており、小手先では解決しない様々な矛盾を、独自の工夫で克服していく。数々のインタビューを通して浮かび上がってくるのは、百姓たちの知恵のあり方。豊かな発見を皆で共有し、高めあっていく。タネはその象徴だ。世界中の百姓が良い性質を選び取り、伝えあい、今ここにある。そして百姓には、百通りの考え、哲学、品目、種があり、そのバラつきが農業を引き継いできた。田んぼで農家の人たちは何と格闘しているのか、ビニールハウスの中で何を考えているのか。全国の百姓たちの知恵と工夫、それぞれの人生を追う。
スタッフ
監督、撮影、編集
柴田昌平
撮影、プロデューサー
大兼久由美
撮影
川口慎一郎
音楽
Dan Parry
音楽
甘茶
編集
高橋慶太
音声
柳田敬太
製作デスク
宮川尚子
メインビジュアル
阿部結
宣伝
松井寛子
カラーグレーディング
堀井威久麿
題字
財前謙
監修