キム・ヘスク
スンオク
若くして死刑囚となってしまった息子の命を救うため、嘆願書を集めるべく必死で文字を習い始めた文盲の母の姿を通して、互いの真心を伝えあうことで、どんな暗闇にも一筋の光が差すことを描いたヒューマンドラマ。母のスンオクを演じるのは韓国で「国民の母」とも呼ばれる大女優のキム・ヘスク。息子のギガンには、ドラマ『応答せよ1994』に出演し、主演作「ステラ SEOUL MISSION」の日本公開も控えるソン・ホジュン。さらに「サニー 永遠の仲間たち」のナム・ボラ、「ザ・バッド・ガイズ」のパク・ウォンサン、『愛の不時着』のキム・ヨンミンなど、実力派俳優が脇を固めた。監督は「とかげの可愛い嘘」のカン・ジウン。
ギガンは母、スンオクと妹の3人で、田舎の島村に暮らしていた。だが、未来への漠然とした期待と成功を胸に故郷を飛び出し、やがて家族とは疎遠になってしまう。底辺の生活を送っていたギガンは、ある事件で罪を犯していまい、死刑を宣告される。知らせを受けたスンオクは一目会いたいと刑務所へと向かうが、願いは叶わない。人々から嘆願書を集めて情状酌量を訴えることで、死刑執行を回避することができるかもしれないと聞き、人生で初めて文字の勉強を始める……。
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