ロザンナ・アークエット
Martha_Travis
霊媒能力を持つひとりの女性をめぐる恐怖を描く、スリラー映画。エグゼクティヴ・プロデューサーはジョージ・A・ウォーカー、製作はジョン・クエステッドとジョフリー・ヘルマン、監督・脚本は「死にゆく者への祈り」のマイク・ホッジス、撮影はゲリー・フィッシャー、音楽はジョン・スコットが担当。出演はロザンナ・アークェット、トム・ハルスほか。
ジャーナリストのゲイリー(トム・ハルス)は、かつて出会ったある女性を探して車を走らせる。数年前のこと、父親ウォルター(ジェイソン・ロバーズ)と共にアメリカ南・中西部のコミュニティー・ホームを巡回して、回る霊媒師のマーサ・トラヴィス(ロザンナ・アークェット)は、ある夜、その地に起きるであろう殺人事件とその犯人の姿を幻視する。そしてそれが現実となったことで、彼女はゲイリーや、その殺人事件を影で操った町の実力者サイラス(ジョン・ベネス)にマークされてしまう。サイラスは、彼女の存在に身の危険を感じ、殺し屋のハーレイ(マーク・ジョイ)や自分の支配下にあるワインバーグ警部(ロン・ローゼンタール)を使って彼女を追いかける。別の土地でもマーサは、工場の火事による多くの焼死事件を予言し、そしてそれも現実のものとなった。自分の能力にマーサは次第に情緒不安に陥ってゆくが、アル中のウォルターは娘を受けとめることができず、衝動的に体を重ねたゲイリーにも、彼女は心を開くことができないでいた。そんなある夜の集会場で、マーサは父ウォルターの死を幻視してしまい、ショックで意識を失ってしまう。その頃ホテルで酔いつぶれていたウォルターは、サイラスの差し向けた殺し屋に襲われ、ゲイリーが駆けつけた時、彼はすでに命を奪われていた。そしてゲイリーは、それ以後姿を消したマーサを、何とか捜し出し写真を撮るが、数日後現像された写真にはマーサの姿はなかったのである。
Martha_Travis
Walter_Travis
Gary_Wallace
Lloyd_Harley
Lt._Weinberg
Ted_Silas
監督、脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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