監督、脚本、コ・プロデューサー
1991年にリトアニアをソ連から独立に導いたヴィータウタス・ランズベルギスが熾烈な文化的抵抗と政治的闘争を語るドキュメンタリー。ランズベルギス本人の語りと独立まで各地で撮影されてきたアーカイヴ映像を組み合わせ、独立とその先のソ連崩壊を描く。監督は、「国葬」のセルゲイ・ロズニツァ。アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭最優秀作品賞、最優秀編集賞受賞。
ストーリー
音楽教授でありピアニストでもあるランズベルギスは、オノ・ヨーコも参加した前衛芸術運動フルクサスのメンバーで、ジョージ・マチューナスとジョナス・メカスとは同郷の親友である。そして、リトアニア独立運動を牽引する政治組織サユディス創設者で、初代リトアニア最高会議議長としてゴルバチョフと戦った人物である。本作は、親しみやすく国民に愛され、揺るぎない信念で独立運動を指導したランズベルギス本人の語りと、1980年代後半から1991年9月の独立まで各地で撮影されてきた断片的なアーカイヴ映像を組み合わせ、ソ連からの独立とその先のソ連崩壊をリトアニア側からの視点で描いている。日本人カメラマンが撮影したソ連軍によるリトアニア侵攻のアーカイヴ映像は、20世紀の貴重な映像記録となっている。
スタッフ
脚本
ヴィータウタス・ランズベルギス
編集
ダニエリュス・コカナウスキス
サウンドデザイナー
サリウス・アルバナヴィチウス
プロデューサー
ウリャーナ・キム
コ・プロデューサー
マリア・シュストヴァ
イメージ・レストレーション
ジョナス・ザゴルスカス
イメージ・レストレーション
ペテリス・スダコフス
日本語字幕